2021年夏、日本人選手の海外移籍確定情報4。冨安健洋の移籍先はアーセナル

残留した選手

移籍が濃厚、もしくは移籍と見られていたが、所属クラブに残留した選手の情報。

堂安律

夏の移籍市場が閉まる間際まで交渉が続いていたが、時間内に合意に至らずにPSVの残留が決まった。

ここまでのところ堂安の獲得に対して噂に上っていたのは、ドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルト、マインツ、ヴォルフスブルク、ホッフェンハイム、2部のハノーファー。
特にホッフェンハイムは、セバスティアン・ヘーネス監督が会談したという報道が複数メディアから出たが、監督本人がこれを否定。
直近になって、フライブルクが堂安に対して注目しており、クリスティアン・シュトライヒ監督もクラブ内で話し合っているとのコメントも述べていた。

移籍最終日を前に交渉していたのは3クラブとのことで、マインツは早々に撤退、ホッフェンハイムはPSVとの条件に合意できず、アウクスブルクは堂安側と合意できなかったようだ。

鈴木優磨

オファーは多数あったようだが、納得のいくオファーではなく、すべて合意には至らなかった。
鈴木本人がセリエAでのプレーを強く希望して他のオファーを拒否した面と、シント=トロイデンが高めに設定している移籍金がネックになった面もあるようだ。

ドイツのヘルタ・ベルリン、フランス・リーグ・アンの複数クラブ、トルコのフェネルバフチェ、ベルギーのアンデルレヒトといったクラブからのオファーを既に拒否していたと報じられている。更に昨シーズン王者のクラブ・ブルッヘからのオファーも断ったとのことで、本人の希望はあくまでセリエA、イタリアからのオファーを最後まで待っていた。

直近では、希望のセリエAからカリアリ、ポルトガルのポルト、オランダのフローニンゲンからのオファーがあったとのこと。
カリアリは、アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督の息子ジョバンニ・シメオネが移籍したことで、その代役としてのオファー。ポルトは5大リーグではないが、ポルトガルの3強の一角で、今季のCL出場権を持つ。鈴木の最優先の希望はセリエAだが、CLも希望のひとつとして挙げていた。

最終日には、ドイツ2部のシャルケ、イングランド2部のノッティンガム・フォレストと交渉していたようだ。シャルケには鈴木も前向きだったようだが時間的に間に合わず、ノッティンガム・フォレストはシント=トロイデンが要求する500万ユーロ(約6億5000万円)の移籍金には合意したものの、鈴木が拒否したとのこと。

これで、少なくとも1月までの残留は確定したが、日本人FWだけでも林大地、原大智がおり、やりくりは少し窮屈になるのではないだろうか。
残留するくらいなら、同じベルギー上位のクラブ・ブルッヘ、アンデルレヒトに移籍してしまった方が良かったのではないか、とも思わないでもないが。
それとも、トルコの移籍市場はあと1週間ほど空いているので、そちらへの移籍の線があるのだろうか。

鎌田大地

代理人がずっとイングランドに滞在したままで、クラブとの交渉を続けているという話もあったが、フランクフルト側は最終的には鎌田残留に傾いており、よほどの条件でのオファーがない限り応じない構えだったようだ。
新シーズンが始まり、これまでフランクフルトの試合に出場し続けていることからも、そのことはうかがえる状況だった。

南野拓実

移籍の噂も多少出たが、南の本人は今シーズンは「リヴァプールで勝負すると決めていた」とのコメント。

状況的には昨シーズン開幕時と同様で、控えの立場だが激戦の続くプレミアリーグで出場機会は訪れるはずで、そこでどれだけ結果を残して立場を確立できるか。
昨シーズンはファン・ダイクの離脱に始まるDF陣の不安のアオリを受けて、訪れるはずの出場機会がほとんど得られなかった。今シーズンは仕切り直しになるはずで、リーグ戦開幕から3試合ベンチ入りするも出場機会はなく、まずはカップ戦を中心にターンオーバーの試合で結果を残したい。

所属先未定な選手

長友佑都

マルセイユが契約延長、セリエAジェノア、といった感じで噂があったが、結局新たな所属クラブが決まらないまま日本代表に合流している。
無所属の状態なので、移籍市場が閉まった後でも契約は可能、このあと動きが見られるだろう。

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