2021年夏、日本人選手の海外移籍確定情報4。冨安健洋の移籍先はアーセナル

欧州主要リーグの夏の移籍市場が締め切られた。
間際で移籍が確定した選手、移籍の噂があったが残留した選手、まだ所属先未定な選手の情報。

移籍確定情報

8月27日以降の移籍確定情報。

鈴木輪太郎イブラヒーム(スズキ ワディ イブラヒーム)

8月31日、J1徳島ヴォルティスからスペイン・ラ・リーガのバレンシアへ期限付き移籍。契約期間は2年間で、就労ビザ取得の関係で当面は徳島に残ってトレーニングを行うとのこと。

鈴木は横浜FCJrユースから日大藤沢高校、今シーズンから徳島に入団して、YBCルヴァンカップに1試合出場していた。U-16,U-18日本代表への選出歴もある。身長192cmの長身ストライカー。
Jでの実績もない18歳ということで、将来性を買われての移籍と見られる。

バレンシアといえば、韓国のイ・ガンインが下部組織から所属していたクラブだが、30日にマジョルカへ移籍。

乾貴士

8月29日にJ1セレッソ大阪への復帰が判明し、31日に正式発表となった。
セレッソ側は背番号「7」を提示したが、乾自身が「23」を選択したとこと。

エイバルが2部に降格したことで、フリートランスファーとなり新たなチームを探していた。
スペイン1部からのオファーを待っていたが、2部、3部のチームからのオファーしかなかったようで、セレッソからの要請に応える形でJリーグに帰還となった。

冨安健洋

8月31日、イングランド・プレミアリーグのアーセナルに完全移籍、長期契約で、背番号は「18」。

契約の詳細は発表されてないが、メディアによると4年契約の1年間の延長オプション付き。移籍金は2300万ユーロ(約30億円)、2000万ユーロ(約26億円)+ボーナス300万ユーロ(約4億円)、1900万ユーロ(約25億円)、といった報道がある。
移籍金に関しては、有力候補だったトッテナムが出していた条件とそれほど変わらず、ボローニャが要求してた2500万ユーロの満額には至らなかったが、ボーナス込みで近い額には達していると見られる。

移籍市場が閉まる数日前になっても、シニシャ・ミハイロビッチ監督は放出があるとすれば冨安だけとコメントしていた。トッテナム、レスター・シティ、ウエストハム、プレミアリーグの3クラブが獲得に動いているということだったが、最終的に合意したのはアーセナルだった。
アーセナルには、過去に稲本潤一、宮市亮、浅野拓磨が所属しているが、いずれもレギュラー定着には至っていない。冨安は戦力として獲得したと見られており、レギュラーとしての活躍が期待される。
アーセナルは今シーズン開幕から3連敗で、最下位に沈んでいる。プレミアリーグの「ビッグ6」の1つではあるが、ここ数年はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場も逃している。リーグ優勝は、アーセン・ベンゲル監督時代の2003-04シーズン無敗優勝が最後。

岡崎慎司

8月31日、スペイン2部のカルタヘナと契約。1年契約。

岡崎は、スペイン・ラ・リーガ(1部)のウエスカが2部に降格後、契約満了で退団、フリーの状態で所属先を探していた。
2シーズン前に2部でで戦っていたウエスカで、チーム得点王の12得点と1部昇格に貢献。再び2部の舞台での活躍が期待される。

カルタヘナは、2シーズン前にセグンダB(3部)優勝で昇格すると、昨シーズンはセグンダ(2部)16位で残留。今シーズンは、現在のところ1勝2敗の勝ち点3で16位。

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