DFBポカール1回戦、フランクフルトが3部相手に敗戦、伊藤洋輝は上々のデビュー

フランクフルトが3部のチーム相手に敗戦 DFBポカール1回戦で敗退

ヴァルドホフ・マンハイム(3部) 2-0 フランクフルト
鎌田大地は先発フル出場。長谷部誠は後半開始から途中出場。

フランクフルトは序盤を優勢に進めるも、徐々に相手に押され始める。
40分にペナルティエリア左手前からのFKを直接狙われるも、GKケヴィン・トラップが好セーブで防いだ。
43分、右サイドから鎌田が左サイドにボールを展開すると、折返しのクロスをゴール前に走り込んで自らヘディングシュートしたが、ゴールの左にわずかに外れた。
前半終了間際には、相手のカウンターから2度の決定機を作られるが、いずれもGKが防ぎきった。失点してもおかしくない場面だっただけに、トラップの好プレーが光る。

しかし、後半に入るとフランクフルトは立て続けに失点。48分にCKからのヘディングでゴールを決められると、52分には守備の乱れをつかれてゴールを決められた。
さらに62分には、守備の要のマルティン・ヒンテレッガーが並走する相手を倒したとされて2枚目のイエローで退場。直接倒したようには見えなかったが、その前の小競り合いの部分で、ファールを取られたか。これには、長谷部も苦い顔。
2点のビハンイドに加えて、10人になったフランクフルトは万事休す。攻撃の不調と守備の乱れを立て直すことはできずに、そのまま敗戦した。

フランクフルトは3部のチームに破れる波乱、まさかの1回戦で姿を消すことになった。

監督交代後の新チームで、まだチームとしての機能がうまくいっていないように見える。
攻撃陣はチャンスの回数も少なく無得点、アンドレ・シウバがライプツィヒに移籍したことで、新たなゴールゲッターの出現が望まれる。移籍の噂のあるフィリップ・コスティッチが居なかったことも、やはり大きいのだろうか。
守備陣も乱れが見られ、特に後半立て続けに失点し、その後も立て直しが効かないまま終了した感がある。守備の連携の構築は必須だろう。

今シーズンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)に再び参戦することもあり、DFBポカールがなくなったことで、ブンデスリーガとELに集中できるようになったとポジティブに捉えたいところだ。
思い返せば、マルセイユ、ラツィオに勝って6戦全勝でグループリーグを突破し、決勝トーナメントでインテル、ベンフィカを破ってELベスト4まで勝ち進んだ2018-2019シーズンもDFBポカールは1回戦で敗退していた。
チームの構築をはかって、ブンデスリーガの開幕、そしてELを迎えたい。

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