2020-2021ブンデスリーガ終了、アルミニア残留、ブレーメン降格

ドイツのブンデスリーガは最終節を終えて、すべての日程が終了した。

堂安ゴール奥川PK獲得でアルミニア残留、大迫ブレーメン降格

順位チーム名勝ち点得失点差
15アルミニア32-28最終節の相手 シュトゥットガルト
16ブレーメン31-19最終節の相手 ボルシアMG
17ケルン30-27最終節の相手 シャルケ
18シャルケ16-60降格決定済み
ドイツ・ブンデスリーガ 2020-21 第33節終了時点の順位

15位アルミニア、16位ブレーメン、17位ケルンの3チームが、残留確定、入れ替え戦、降格という3様の結末を迎えることになる最終節。

アルミニアはシュトゥットガルトを相手に2-0で勝利して、残留を確定。
アルミニアの堂安律、奥川雅也の日本人選手2人は、共に先発出場して後半43に交代で退いた。シュトゥットガルトの遠藤航は累積で出場停止。
試合序盤の前半10分、ゴール正面ペナルティラインから堂安律が強烈なミドルシュートを放つもポストに弾かれた。シュートは枠を捉えていたが、相手ディフェンスが頭でわずかにコースを変えたためにゴールにならなかった。
後半19分に奥川雅也が敵陣で相手から奪ったボールを、ドリブルでペナルティエリアに侵入したところを倒されてPK獲得、先制点につながっている。
後半71分、堂安がペナルティエリア内の味方にパスを入れて、自らも切れ込んでリターンパスを受けると、ドリブルからのゴールで追加点をあげて試合を決定づける。
アルミニアは昇格1年目のシーズンに十分な活躍を見せ、苦しみながらも最終節で残留を勝ち取った。2年目の躍進を期待したい。

ブレーメンはボルシアMGと対戦して2-4の敗戦、17位に順位を落として降格が決定した。
開始早々の前半3分に失点して、前半は0-1で1点リードされて折り返す。
後半の立ち上がりの後半7分に再度失点、この2失点目が試合を決定づけたように感じる。明らかにブレーメンの戦意は衰え、後半13分、22分と失点を重ねて0-4と勝敗は決まってしまった。
大迫勇也は0-2の状況の後半10分から交代で出場したが、流れを変えることはできず、見せ場もそれほどなかった。
ブレーメンは終盤に2点をあげるも2-4で敗戦。昨シーズン崖っぷちの入替戦で、大迫の活躍もあり残留を勝ち取ったが、今シーズンはその入れ替え戦に一歩届かなかった。ブンデスリーガ通算4回の優勝を誇り、近年でも2003-2004シーズンに優勝するなど、2000年代前半に上位フィニッシュをしていた名門のブレーメンは41年ぶりの降格。

ケルンはシャルケと対戦し、1-0の勝利で16位浮上、入替戦に残留の望みをかけることになった。試合は両チーム無得点のまま終盤を迎え、後半40分にケルンがゴールを決めた。

順位チーム名勝ち点得失点差
15アルミニア35-26残留
16ケルン33-26入替戦
17ブレーメン31-21降格
18シャルケ16-61降格
ドイツ・ブンデスリーガ 2020-21 最終結果(残留争い)

レバンドフスキ41得点で記録更新、ウニオンがUECL出場権獲得

バイエルンはアウクスブルクを相手に、前半だけで4点を奪う猛攻で5-2と圧勝。
レバンドフスキは終了間際の後半44分、味方シュートのこぼれ球を押し込んでゴールを決めた。ユニフォームを脱いで、歓喜を表現する。最後の最後で、ブンデスリーガのシーズン得点記録を更新する41得点目となった。
試合後のセレモニーで、バイエルンの選手たちはマイスターシャーレを掲げた。

ウニオン・ベルリンがライプツィヒに勝利して、来シーズン新設のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)出場権を手にした。遠藤渓太は後半19分から途中出場している。
試合は前半はスコアは動かず、後半になって両チーム1点ずつあげて、1-1のタイスコアのまま試合は終了するかに思われた。7位ウニオン・ベルリンは引き分けで終えると、ライバルに順位を逆転される可能性がある状況。
後半アディショナルタイムに入った瞬間に、ライプツィヒがチャンスを得るが、これをなんとかしのぐ。直後の後半アディショナルタイム1分、ウニオン・ベルリンが右サイドからのクロスをヘディングで綺麗に決めて劇的な逆転弾、自力での7位を確定させた。選手や監督、スタッフだけでなく、スタンドのファンも大いに沸いた。

ボルシアMGは、残留がかかるブレーメンを退けたものの、勝ち点1差の8位でUECL出場権に一歩届かなかった。

フランクフルトはフライブルクに3-1で勝利、退任するアディ・ヒュッター監督に勝利を手向けた。
直近の不調が嘘だったかのように、好調時のフランクフルトの良さが戻ったような好ゲーム。やはり、UEFAチャンピオンズリーグ出場権争いという大きなプレッシャーがなくなったことで、フランクフルト本来の調子が戻ってきたようだ。
前半はスコアレスのまま終了するも、落ちついた雰囲気のまま後半も試合が経過していく。
後半16分、相手のハンドで得たPKをアンドレ・シウヴァが決めて試合が動く。後半31分に同点に追いつかれるも、後半41分、アディショナルタイム1分と追加点をあげて勝利した。
長谷部誠はボランチで先発フル出場、鎌田大地は先発して後半36分に交代で退いた。

ヴォルフスブルクは2-3でマインツに敗れて4位が確定、3位ドルトムントを逆転することはできなかった。
ドルトムントはレバークーゼンに3-1で勝利、リーグ戦終盤を7連勝と圧倒したままシーズンを終えた。

順位チーム名勝ち点得失点差直近の勝敗
1バイエルン7855◯△◯●◯◯CL出場権獲得
2ライプツィヒ6528●△●◯●△CL出場権獲得
3ドルトムント6429◯◯◯◯◯◯CL出場権獲得
4ヴォルフスブルク6124●△◯●◯●CL出場権獲得
5フランクフルト6016◯●△●◯●EL出場権獲得
6レバークーゼン5214●△△◯●◯EL出場権獲得
7ウニオン・ベルリン507◯△●◯●◯ECL(プレーオフ)出場権獲得
8ボルシアMG498◯●●◯●◯
9シュトゥットガルト451●◯◯●●●
10フライブルク450●△◯●△◯
ドイツ・ブンデスリーガ 2020-2021 最終順位(上位争い)
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